レジリエンス研究教育推進コンソーシアム（R2EC）が、筑波大学、つくば市及び近郊地区の研究機関、企業などの協働により2017年12月26日に発足して以来、様々な活動がなされてまいりました。それらの活動は、レジリエントな社会を構築するという共通の目標のもとに、学際的（interdisciplinary）な研究活動と、その成果を社会に応用していくという超学際的（transdisciplinary）な取り組みであります。

リスク・レジリエンス分野の新たな研究領域を探求する協働大学院方式による学位プログラムによって次世代の高度専門職業人や研究者が育成されています。

また、R2ECの活動がきっかけとなり、筑波大学を中心としたいくつかの参画機関による研究プロジェクト「『フェーズフリーな超しなやか社会』を実現する5D-MaaS共創拠点」がJST共創の場形成支援プログラム（共創分野・育成型）に採択され、近年発展の著しいUAV（Unmanned Aerial Vehicle、ドローン）と次世代の高速情報通信基盤をキーテクノロジーとして、レジリエントな社会の実現を目指して活動しています。ケーススタディとして、日本国内の代表的な地域環境を持つ自治体と協働してさまざまな試みがなされています。

研究教育とその成果の社会実装により、皆様とともに新たな社会の形成に貢献できますことに感謝しています。

レジリエンス研究教育推進コンソーシアム
会長　　寶　　馨
(国立研究開発法人防災科学技術研究所　理事長)
2023年4月