レジリエンス研究教育推進コンソーシアム
世の中を、リスクで診る。
セコムは、社会が大きく変化する中、お客様の多様化するニーズに的確に応えるために、暮らしや社会に安心を提供する新たな社会インフラ「あんしんプラットフォーム」の構築に取り組んでいます。本コンソーシアムへの参画を通じ、想いを共にする産・官・学などのパートナーの皆様と連携してリスク・レジリエンス分野の進行と人材育成を図り、変わりゆく社会に変わらない安心を届ける社会インフラを築いていきます。
大日本印刷(DNP)では、画像から培養中の細胞の形や動き(移動・分裂・生死など)を自動解析する細胞トラッキング技術の開発に取り組んでいます。細胞を損なわずに品質管理ができるため、再生医療における治療用細胞の品質管理や、新薬の効果検証などへの幅広い応用が期待されています。本コンソーシアムでは、アルゴリズムやシステムの安定性に取り組んでいきます。
未来に向かい、人が生きる、豊かに生きるために欠かせないもの。それは「安全」「安心」「効率」「公平」という価値が実現された社会です。NECは、ネットワーク技術とコンピューティング技術をあわせ持つ類のないインテグレーターとしてリーダーシップを発揮し、卓越した技術とさまざまな知見やアイデアを融合することで、世界の国々や地域の人々と協奏しながら、明るく希望に満ちた暮らしと社会を実現し、未来につなげていきます。本コンソーシアムを通じて、明るい未来を支えるグローバルな人材の育成に貢献します。
スリーエム ジャパンは、自社のテクノロジー・製品・イノベーションによって、お客様のビジネスをさらに前に進め、毎日の暮らしをより快適にし、明日をもっと豊かにしたいと願っています。リスク・レジリエンス分野においては、防災・減災ならびに老朽化したインフラ対策にお役に立てるべく全社横断的なプロジェクトを立ち上げています。本コンソーシアムへの参画を通して、パートナーの皆さまと連携して研究を推進し人材育成を図りながら、よりレジリエントな社会づくりに貢献してまいります。
東急プロパティマネジメントは、東急グループが建設したビルを中心に約1500の大小さまざまなビルを管理・運営している、グループ会社の事業継続をインフラ面で支える企業です。BC研究センターは、「新しい時代のサステナブルなまちづくり」をスローガンに掲げるグループの中で、活動を通じて生じる、有事における難しい地域課題を、グループ連携してテーマ別に分けて研究し、実装するためのシンボリックなハブ機能として、レジリエンスな人材育成に力を注いだ活動を行っています。
NTT宇宙環境エネルギー研究所では、環境負荷ゼロの実現に向け、核融合や宇宙太陽光発電など次世代エネルギー技術とレジリエントな環境適応を可能にする技術の創出に取り組んでいます。本コンソーシアムの参画機関と連携し自然と人が「クリーンに豊かに安全に」共存できる社会をめざします。
当研究所は東急ならびに東急グループのインハウス研究所です。東急グループ各社の事業活動を支援するための調査研究、提案を行っています。東急グループでは、①東急沿線が「選ばれる沿線」であり続けるための3つの日本一、「日本一住みたい沿線」「日本一訪れたい街 渋谷」「日本一働きたい街 二子玉川」を実現すること②東急グループが『ひとつの東急』として強い企業集団となることを掲げ、長期的な視点での事業戦略や成長戦略に取り組んでいます。 当社におきましても、東急グループ各社の事業活動に関する研究を通し、東急グループの目指す新しい時代の生活環境の提案に貢献してまいります。
DRIは過去30年に渡りBCM:事業継続に関する教育及び専門家認定活動を中心に、世界100ヶ国以上で世界標準の最先端知識を展開してきました。日本は災害大国。過去からの多くの災害を教訓とし、如何にサバイバルするか。大きな環境変化の中でレジリエンス国家としての戦略が求められます。その手法を学位プログラムに実装し日本国の発展に貢献できるよう協力をしていきます。
電力中央研究所は、エネルギー・環境に関わるリスク・レジリエンス分野を対象に、コンソーシアムメンバーと協働して先端的な研究を実施すると共に、筑波大学学位プログラムの中でレジリエントなエネルギー・環境システムの実現を担える人材の育成に協力します。
JARIは、自動車関連分野における技術の向上、自動車産業の発展と、生活の向上に貢献することを使命としています。当研究所への期待は、自動車分野、特に、自動運転システム研究開発におけるアカデミックなグローバル人材を育成していくことだと思っています。筑波大学に開設される協働大学院方式による新たな学位プログラムに当研究所の研究員が客員教員として携わることで、筑波大学との関係がより強化でき、また、自動運転開発研究での必要な人材を育てていくことが可能になります。
電子航法研究所は、日々進歩を続ける電子航法について、航法技術の開発、機器の試作、評価試験などを行うことにより、交通の安全の確保とその円滑化を図ることを目的としています。
産業技術総合研究所安全科学研究部門では、産業と環境・安全が共生できる社会の実現に向けて、化学物質や材料、エネルギーを適切に利用することで環境リスクやフィジカルハザードを低減する研究を実施しています。筑波大学に開設される協働大学院方式による新たな学位プログラムに当研究所の研究員が協力することで、筑波大学などコンソーシアム参画機関と連携して環境リスクやフィジカルリスクの評価・管理手法の開発に必要な人材の育成に貢献します。
防災科学技術研究所は、防災科学技術の水準を向上させることによる「災害に強い社会の実現」を基本目的として、地震分野、火山分野、気象分野、雪氷分野、減災実験分野、社会防災分野など幅広い分野に関する研究開発を進めております。国難災害を乗り切り、わが国が次世紀も持続可能であり続けるために、本コンソーシアムを通して、関係機関とともに、リスク・レジリエンス分野における研究と人材育成に取り組んで参ります。
筑波大学は、大学改革の先導的役割を果たすべく「開かれた大学」として、リスク・レジリエンス分野において卓越した企業や研究機関と協働し、最先端の知を本コンソーシアムで開拓すると共に、その知を本学の質保証された学位プログラムに実装することにより、豊かなスキルを備えたアカデミックなグローバル人材を育成します。