2021年2月3日(水),第3回レジリエンス研究教育推進コンソーシアムシンポジウム「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に学ぶ これからのリスク・レジリエンスのあり方」を開催しました.
当日の参加者数は130名超にのぼり,一部海外機関を含む大学,研究機関,企業,官公庁などからの参加がありました. また,18の学会,協会,協議会,新聞社から後援いただきました.
第1部では、順天堂大学附属練馬病院小児科の鈴木恭子氏,DRIジャパンの長瀬貫窿氏,筑波大学ビジネスサイエンス系の倉橋節也氏により,医療・BCP/M・社会シミュレーションのそれぞれの立場から,COVID-19によってもたらされた課題,今後の感染予防策やレジリエントな対応のあり方についての講演がありました.
第2部では,第1部で講演された鈴木氏,長瀬氏,倉橋氏をパネラーに迎えて「New Normalを見据えたリスク・レジリエンスのあり方」というテーマでパネルディスカッションが行われ, それぞれの専門や機関の種別を超えて分野横断的な議論が行われました. さらに,ZoomウェビナーのQ&A機能を利用して会場からも数多くの質問が寄せられ,時間がオーバーするほど盛況なディスカッションとなりました.
終了後のアンケート(回収率52.3%)によると,回答者の97%の方が本シンポジウムに満足したという結果が得られました. 今回のシンポジウムでは,ウィズコロナ時代におけるリスク・レジリエンスの社会的関心の高さを改めて確認できたとともに,オンライン開催を通じて全国の参加者にレジリエンス研究教育推進コンソーシアムの活動を広めることができたことも大きな成果となりました.
日時 | 2021年2月3日(水) 13:30-16:40 |
場所 | オンライン(Zoomウェビナー) |
備考 | 参加無料,日英同時通訳付 |
プログラム
総合司会 面 和成 筑波大学システム情報系 准教授
第1部 講演 | |
13:30-13:35 | 開会挨拶 岡島 敬一 筑波大学システム情報系 教授/リスク・レジリエンス工学学位プログラムリーダー |
13:35-14:05 | 講演①「COVID-19がもたらした医療現場の変化」 鈴木 恭子 順天堂大学医学部 助教,医師,附属練馬病院小児科 |
14:05-14:35 | 講演②「今こそ真剣に取り組む事業継続:COVID-19に対するBCP/M」 ⻑瀬 貫窿 ⼀般財団法⼈DRIジャパン 理事⻑ |
14:35-15:05 | 講演③「地域経済と両立するCOVID-19感染予防策の検討」 倉橋 節也 筑波⼤学ビジネスサイエンス系 教授 |
第2部 パネルディスカッション | |
15:15-16:30 | パネルディスカッション「New Normalを見据えたリスク・レジリエンスのあり方」 モデレーター:遠藤 靖典 レジリエンス研究教育推進コンソーシアム副会長/筑波大学システム情報系 教授 登壇者:各講演者 |
16:30-16:40 | 閉会挨拶 林 春男 レジリエンス研究教育推進コンソーシアム会長/防災科学技術研究所 理事長 |